Some of the plants I met on my trip to Hachijo-jima - at the HACHIJO BOTANICAL GARDEN
八丈植物公園は東京都立公園。
ソテツ (蘇鉄) (中央)
Sotetsu, Japanese sago palm
学名:Cycas revoluta
ソテツ科 Cycadaceae ソテツ属 Cycas
ビロウ (左右) たぶん
学名:Livistona chinensis
ヤシ科 Arecaceae ビロウ属 Livistona
別名:トウビロウ
小葉の先が長く二つに分かれ垂れ下がります。
ビロウヤシとも呼ばれますが、同じビロウ属の L. rotundifolia もビロウヤシと呼ばれます。こちらは別名ジャワビロウで、小葉の葉先の切れ込みは短く、折れ曲がるほどには垂れ下がりません。
ソテツ (蘇鉄) の胞子葉と実 (雌株)
Fruits and Sporophylls of Sotetsu (Cycas)
左の写真は、雌株の朱色に熟した実とクリーム色の毛布のような胞子葉。
ソテツは裸子植物なので、被子植物とは「花」も違います。
雌雄異株で、いわゆる雄花の花穂にあたるのが花粉錐で花粉を放出、雌花の花穂にあたるのが種子錐で、胞子葉の根元に胚珠が並んで付き、受粉すると膨らんで実になる。花の時期は終わっているので雄花は見つけられなかった。花・実が無いと雌雄の区別はつかないね。
アロウカリア (ナンヨウスギ)
学名:Araucaria sp.
ナンヨウスギ科 Araucariaceae ナンヨウスギ属 Araucaria
品種の詳細は不明
植物公園だけでなく、島のあちこちで見られる。
遠くから見ると、両手を空に向かって広げているようでとてもユニーク。
オオムラサキシキブ (大紫式部)
学名:Callicarpa japonica Thunb. var. luxurians Rehder
クマツヅラ科 Verbenaceae ムラサキシキブ属 Callicarpa
ムラサキシキブの変種とされる。海岸近くに分布するらしく、葉が大きく卵形。実は、ムラサキシキブに比して特に大きくは感じなかったが、
葉っぱが大きいゆえの錯覚かも知れない。
モンステラ
和名:ホウライショウ (鳳来蕉)
学名:Monstera deliciosa Liebm.
サトイモ科 Araceae ホウライショウ属 Monstera
自生のものはこんなに大きくなるんだ、と感動。
赤ちゃん用のお布団になりそうなぐらい。
花はスパティフィラムに似た仏炎苞に包まれた肉穂花序で、10月頃に咲くそうです。年を越してから熟す実は美味しいらしい!
モンステラの向こう側の木に寄生して葉を広げているのはオオタニワタリ。
ガジュマル (左上)
Gajumaru
学名:Ficus microcarpa
クワ科 Moraceae イチジク属 Ficus
気根がいっぱい。
ストレリチア・レギネー
コクラクチョウカ (極楽鳥花)
学名:Strelitzia reginae
ゴクラクチョウカ科 Strelitziaceae ゴクラクチョウカ属 Strelitzia
オオタニワタリ (小道の両側の下草)
学名:Asplenium antiquum Makino
チャセンシダ科 Aspleniaceae チャセンシダ属 Asplenium
山の標高の高い所以外、島内のどこにでも生えているのだけど、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧ⅠB類に指定されています。
センダン (栴檀) の実
学名: Melia azedarach
センダン科 Meliaceae センダン属 Melia
未熟なうちは明るい緑色、熟すと白くなります。
落葉樹で、冬は白い実だけが木に残るのですが、温暖なせいでしょうか、新しい緑の葉が芽吹いている枝もありました。花は5月頃。
八丈島にあるものは自生ではなく、移住した人たちによって植えられたものではないかと考えられています。
タコノキ(蛸の木) 葉・実
Foliage and fruits of Pandanus (Pandan)
学名:Pandanus boninensis
タコノキ科 Pandanaceae タコノキ属 Pandanus
大木です。実がなっているので雌木ですね。
タコノキ(蛸の木) 支柱根 (気根)
Buttress root of Pandanus (Pandan)
学名:Pandanus boninensis
タコノキ科 Pandanaceae タコノキ属 Pandanus
上の写真の木とは別の木です。