撮影順に掲載していますが、殆どが河童橋~明神のほぼ全域で見ることができる植物です。
ツルアジサイ (蔓紫陽花)
学名: Hydrangea petiolaris
アジサイ科 Hydrangeaceae
アジサイ属 Hydrangea
手振れが激しく分かりにくいですが(^^ゞ
写真中央の木の裏側やその奥の木に絡み付き這い上っているヤツ。
ノブキ (野蕗) の花
学名:Adenocaulon himalaicum
キク科 Asteraceae
ノブキ属 Adenocaulon
昨年は花が終わって実ができていた。時期が3週間違うと植物の様子も変わって来るね。
未熟果(20150822)
学名: Adenophora remotiflora
キキョウ科 Campanulaceae
ツリガネニンジン属 Adenophora
淡い藤色。
学名:Salix sachalinensis
ヤナギ科 Salicaceae
ヤナギ属 Salix
葉の先が細く尖り、全体にすらっとした印象、葉脈が裏側にへこみ、葉の表側に皺が寄る、波状の鋸歯が全縁にあり鋸歯の先端は尖らない、若葉の縁が裏側に巻いている。以上が同定要因。
上高地にはケショウヤナギ、オオバヤナギ、オノエヤナギ、エゾヤナギ、カミコウチヤナギ(ケショウヤナギとオオバヤナギとの雑種)など数種類のヤナギ属が自生するが、一目で判別できる力は私には無く。
エゾイラクサ(蝦夷刺草)
学名:Urtica platyphylla
イラクサ科 Urticaceae
イラクサ属 Urtica
花は淡緑白色。
葉柄・茎などに刺毛があり刺さると結構痛いらしい。
基本的に雌雄異株らしいが、これはどっちだろう?
ヤマアジサイ (山紫陽花)
別名:サワアジサイ
学名:Hydrangea serrata
アジサイ科 Hydrangeaceae
アジサイ属 Hydrangea
両性花・装飾花とも淡く青みがかる。装飾花の萼片は3~4枚(一般的なアジサイは4~5枚)。
ヤマアジサイは山地の湿り気のある林や沢沿いに自生する樹高1~2mの種だが地域差があり、萼片の色や葉の形状は様々。上高地のヤマアジサイはこれ。
今回、このヤマアジサイとツルアジサイを見ることができただけでも満足なのでした。
ジャコウソウ(麝香草)
学名:Chelonopsis moschata
シソ科 Lamiaceae
ジャコウソウ属 Chelonopsis
日本固有種 (endemic species in Japan)
ヤチトリカブト (谷地鳥兜)
学名:Aconitum senanense var. paludicola
キンポウゲ科 Ranunculaceae
トリカブト属 Aconitum L.
ホソバトリカブト (細葉鳥兜) の変種
昨年より近くで撮ることができたけど咲き終わりの状態。
メタカラコウ(雌宝香)
学名:Ligularia stenocephala
キク科 Asteraceae
メタカラコウ属 Ligularia
小花の舌状花は外側に偏って3~4個ほどしかないが花が密に付くので華やか。
オタカラコウ(雄宝香)の舌状花は7~8個あり輪生するがその分スペースが必要となり荒々しい感じ。
雌か雄かの命名の違いは単純な草丈・葉の大きさだけではない気がする。
右下と左上のはサワギクかな。舌状花の白い花弁が開き始めてる。
20160731 美ヶ原高原にて
標高は 2000m ほどで上高地(1500mほど)より高地でどちらも亜高山帯なのだが、日を遮る木々やより標高の高い山に囲まれることがなく、日が強く湿気も少なく暑い。
ムラサキツメクサ(紫詰草)
別名:アカツメクサ
学名:Trifolium pratense
マメ科 Fabaceae
シャジクソウ属 Trifolium
外来種。アカツメクサ・シロツメクサは明治期に牧草として移入された話は有名だが、美ヶ原への移入はやはり牧場があるからなのだろうか。
?
ノアザミ
ヤマハハコ
花が枯れたシロツメクサまたはムラサキツメクサ
など
ダケカンバ(岳樺)
学名:Betula ermanii
カバノキ科 Betulaceae
カバノキ属 Betula
美ヶ原高原を少し下った辺り、標高は1800mぐらいだろうか。
より低い所に生育するシラカバ(白樺)との境界はおおよそ 1500m だそうで、上高地では両方が混在している。
樹皮・枝痕以外の見分け方。
・ダケカンバの葉は卵形で側脈が10対前後、シラカバは葉の基部が幅広で全体的には三角形に近く、側脈は6~7対。
・ダケカンバの古枝は茶褐色、シラカバは黒っぽい。
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