ページ

2015-09-18

20150823 温故知新 - 小布施 3

Town walk at Historical Obuse

陣屋小路
Jinya-koji
江戸の一時期 (1701-1715)、小布施一帯が天領 (幕府の直轄領) であった時に、この先に代官所が置かれていた。
現存するのは、陣屋に通じるこの道筋と途中で横切る水路(※)、そして稲荷社の石祠 (写真4) だけ。

両脇の塀や建物は移築または新築されたもので、江戸の当時が再現されているのかどうかは不明。

※少なくとも史跡案内板の古地図の時代には存在している。
振り返ると、国道 403号 (谷街道) を挟んで正面に舛一市村酒造場の入り口が見える。その左手が小布施堂の正門、右は松本市まで至る。

右側 (上の写真では左側) の建物は、栗菓子の竹風堂が運営する「自在屋(民芸雑貨)」や「日本のあかり博物館」「中野土びな館」など、竹風堂の敷地だ。

そう言えば、昨年訪れた松代城(海津城) の向かいにあった池田満寿夫美術館も竹風堂の運営なんだ。

かつて市村家の高井鴻山が文化を保護し育て盛り立てた気風は市村家のみならず小布施の人々に受け継がれている。まさに市井ありきの町だ。いつか、「栗美味し北斎ゆかりの綺麗な観光の町」以上の何かを生み出してくれるに違いない。

そうそう、竹風堂の栗あんソフトクリーム美味しかった、写真無いけど。


小布施陣屋跡の標と石祠
陣屋があった場所は石祠の左側か。とすれば現在は竹風堂の敷地ってことかな。
日本のあかり博物館脇の水路
そう、陣屋小路を横切るあの水路だ。
古い土蔵を再利用

町並み修景事業により、古き良き時代を残しつつ街並みそのものを再構築しているのでとても綺麗で、歩いていて気持ちがいい。良い街だ。テーマパークの様になってはいけないけどね。

↑→ 舛一市村酒造場
Masuici--chimura Sake brewery
こちらにも煉瓦造りの煙突。酒蔵松葉屋本店の煙突も六角形で、遠くから見ると同じように見える。

樹皮ねじれ

舛一市村酒造場の酒瓶・陶器ビン欲しかったな。
「蔵部」↑→
舛一市村酒造場のレストラン
塀・垣の無いマウンド型の前庭。
「通り抜ける」以前に、既に市村家・小布施堂・舛一市村酒造場の敷地内にいるわけだ。

昔も今も、市村家の人々が小布施の発展と新しい文化の発信に果たす役割は大きい。

ということで、メタセコイアの広場に戻ってきました。街を散策したのはわずか1時間、もっと余裕を持って隅々まで「通り抜け」てみたい小布施でした。

北斎館の脇を通って公営の駐車場へ。
松本に戻って安養寺味噌を使った味噌ラーメン食べたらスーパーあずさで東京に帰ります。
栗畑
Chestnut fields







0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。