撮影順に掲載していますが、殆どが大正池~小梨平のほぼ全域で見ることができる植物です。
サラシナショウマに群がる昆虫たち
サカハチチョウ (逆八蝶) (夏型)
学名:Araschnia burejana
タテハチョウ科 Nymphalidae
サカハチチョウ属 Araschnia
サラシナショウマ (晒菜升麻)
学名:Cimicifuga simplex
キンポウゲ科 Ranunculaceae
サラシナショウマ属 Cimicifuga
学名:Brenthis ino
タテハチョウ科 Nymphalidae
ヒョウモンチョウ族 Argynnini
ヒョウモンチョウ属 Brenthis
この数年東京23区のウチの近くで良く見られるようになったツマグロヒョウモンよりかなり色が鮮やかに見えた。写真は撮れなかったけど、これよりもう少し明るい色のヒョウモンチョウの仲間もいた。
薄紫の花はアズマヤマアザミ、黄色い花はハンゴンソウ(反魂草、学名:Senecio cannabifolius)
ノブキ (野蕗) の実
学名:Adenocaulon himalaicum
キク科 Asteraceae
ノブキ属 Adenocaulon
雌花と両性花があるが、実になるのは雌花だそう。放射j状に並んだ実の中心部の剥げたような所に両性花がまとまって咲く。
くすんだ紫色の腺毛の先端から粘液を出してくっつく。
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ここのノコンギクは色が濃いね。
イタドリ (虎杖) の実
Fallopia japonica (seeds)
タデ科 Polygonaceae
ソバカズラ属 Fallopia
雌雄異株。
萼片 (花弁は無い) の色は白~紅色まで変異が多い。種子を包んでいるのはその内の外側の3片。
イタドリ (虎杖) の雄花
Fallopia japonica (male flowers)
花が咲いていなければ、とても上の植物と同じものには見えない。
このエリアに高山性のオノエイタドリ (尾上虎杖、Fallopia japonica var. compacta) が自生しているのかどうかは不明。標高約1,500m の上高地の平坦なエリアは山地帯と亜高山帯の境界ぐらい、両方が混在する可能性は有りや無しや?
不明
スズメガヤ属の何かに似てるけど。
合体木
種子や苗木が流され、倒木などに引っかかって流れ着いたところでそれぞれが成長、やがて幹などが接触するうちに融合してできたらしい。
カラマツ (唐松)
学名:Larix kaempferi
マツ科 Pinaceae
カラマツ属 Larix
まだ青さの残る実がたくさんついていた。
エゾノギシギシ (蝦夷の羊蹄) の実
Rumex obutusiforius L.
タデ科 Polygonaceae
スイバ属 Rumex
外来種。まさかと思うが、上高地にも外来種が侵入しており、人が出入りする以上完全に防ぐのは困難。元々自生している在来種のノダイオウとの交雑種(トガマダイオウ) も多いらしい。
清水川とオオカメノキ
オオカメノキ (大亀の木)
別名:ムシカリ (虫狩)
学名: Viburnum furcatum
スイカズラ科 Caprifoliaceae
ガマズミ属 Viburnum
実が赤くなり始めていた。熟すとくろっぽくなる。花期は5月中旬~6月上旬。
不明
くねくね感がお気に入り
ヤマホタルブクロ (山蛍袋)
学名:Campanula punctata var. hondoensis
キキョウ科 Campanulaceae
ホタルブクロ属 Campanula
ホタルブクロの変種で、萼片と萼片の間の盛り上がりが特徴。赤紫色の濃さには多少差異がある。
トモエシオガマ (巴塩竈)
学名:Pedicularis resupinata var. caespitosa
ハマウツボ科 Orobanchaceae
シオガマギク属 Pedicularis
日向。強い日光から身を守るためか、葉や茎が赤くなってる。
花が捩じれてつくので上から見ると巴形に渦巻くように見えるのだが、咲き揃ってるのが見つからず。
花色が濃いものもあるようだが、上高地で見たものはみなピンク。
トモエシオガマ (巴塩竈)
学名:Pedicularis resupinata var. caespitosa
ハマウツボ科 Orobanchaceae
シオガマギク属 Pedicularis
日陰。
不明
花は白。
タデ科のようではある。葉柄に翼があるので、タニソバの種子が林地から流れ出て、または人の靴などにくっついて河原で芽吹いたのかも。河原は日が強いので、身を守るために葉っぱがアントシアニン色に変色したのかな。
タニソバ (谷蕎麦)
学名:Persicaria nepalensis
タデ科 Polygonaceae
イヌタデ属 Persicaria
同属のミゾソバは翼がなく耳が特徴。
ソバナ (岨菜)
学名: Adenophora remotiflora
キキョウ科 Campanulaceae
ツリガネニンジン属 Adenophora
淡い藤色。やはり色の濃さは様々。
葉は下の方に隠れてる。間から見える鋸歯のある披針形の葉は、花茎につく葉。
ウツボグサ (靫草)
学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica
シソ科 Lamiaceae
ウツボグサ属 Prunella
キバナノヤマオダマキ (黄花の山苧環)
学名:Aquilegia buergeriana f. flavescens
キンポウゲ科 Ranunculaceae
オダマキ属 Aquilegia
両側の下向きに垂れるような花穂はオオヨモギでしょうか。
オオヨモギ (大蓬)
学名:Artemisia montana
キク科 Asteraceae
ヨモギ属 Artemisia
上高地で出会った植物たち 後篇 (上高地 7)
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